関谷日記(2018/2-2019/1)

2018年3月21日 (水)

製材

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みなさん、こんにちは。関谷です。今日は加工担当らしく、木材を加工し製品になっていく過程を少しお伝えしたいと思います。

チェンソーズでは数年前から木材販売も開始しています。
自社の林で切り出した丸太を檜原村内の製材所で「板」や「角材」にしてもらい、天然乾燥させたものを提供しています。

この分中の「製材所」「板や角材」「天然乾燥」と言った項目だけでも色々と語れるものですが、それはいずれ機会があればお伝えしようと思います。

さてその次の過程からが本題です。
チェンソーズに檜原村の誕生祝品などの注文が入ったら加工を始めます。
上の文で説明した材木の状態ではまだ製材所にて「帯鋸」や「バンドソー」と呼ばれる機械で切った粗い仕上がりの表面なので、まずはその表面を綺麗な平面にします。
*写真一枚目が加工前の状態です。

「自動鉋」という機械を使います。
大変便利な機械でして、スイッチを入れて木材を通せば出てくる時には綺麗な表面になっています。
機械が無い時代には手作業で鉋をかけていた事でしょう。
大変ですね。
*二枚目の写真が機械に通すところです。

そんな大変便利な機械を使用して加工するのですが、
実際は「ちょっとめんどくさいなあ」と思いながら作業に取り掛かったりします(笑)
なんでかというと、この作業で何をしたいかというと表面を綺麗に整える事はもちろんですが、
「使いたい厚みの板に仕上げる」というのが一番の目的なのです!

一度で削れる厚みが決まっているので、何度も機械の通す必要があります。
「木」ってそれなりに重いんです。
何十枚、何度も繰り返しやってると疲れます(笑)

ですが!
ここで今日一番お伝えしたかったことです。
「機械から出てくる木は美しい!」

加工前は表面がざらついていたり、天然乾燥の過程で日焼けしたりしています。
その部分が削られて木本来の色艶が現れるのです。
これを見る頃にはめんどくさいという気持ちは消えています。

徐々に綺麗になっていき、調整を繰り返してピッタリ希望の厚みに仕上がった時には達成感すら感じるほどです(笑)

ホームセンターなどではこの様な過程も済んだ綺麗な状態で陳列しているので皆さんにとってはこの状態が通常かもしれません。
ですが、ものづくりをしている人たちはこの様な工程も自分で行う場合が多いです。

更に!
ここ重要です(笑)
「天然乾燥を行った材なので、通常よりも色艶が良いです!」

今現在、大量に木材を出しているところは殆どが人工乾燥(機械で乾燥)だと思います。
天然乾燥は「手間」も「時間」も「場所」もかかるので中々大変だからです。
でもその分木本来の油分を失うことなく乾燥できるので製品に仕上げた時の色艶、香りも良いのです。

写真ではあまり伝わりませんが最後の写真が表面・厚みを仕上げたものです。
薄いものは途中で違う工程を経ていますが、長くなるので省いています。

大分文章が長くなってしまいましたが、結論は「やっぱり木って美しい」です。
機会がありましたらチェンソーズの美しい木を皆さんにも見て頂ければと思います。

今回の内容は製品を作る上でのほんの一部なので、
今後も少しずつお伝えしていきたいと思います。

読んでくださりありがとうございました。
関谷駿

2018年2月20日 (火)

目線の違い

こんにちは、関谷です。
先日、事務所から払沢の滝駐車場まで歩いた時のことから話始めようと思います。

檜原村の観光名所である「払沢の滝」。その駐車場を通過し上って行ったところに東京チェンソーズの事務所はあります。

その道中には、登山道?生活道?とにかく「歩道が通っている」事は知っていたものの歩いたことは今までありませんでした。
普段はヘアピンカーブが続く車道を車で日々行き来している為です。

しかし先日、ついにその歩道を利用する機会がやってきました。

17時を回り暗くなった上、先日の雪がまだ残っていてツルツルに凍っている道を、「早く降りて帰ろう」と思って速足で下り始めたのですが、すぐに歩みを緩めて周囲を見回しながら歩いていました。

いつも見ていたはずの景色が全く違って見えたからです。
理由は二つあると思っています。
一つは歩いているという事。
二つ目は歩道が車道よりも低い位置を通っていることです。

車で通っていると見ない景色、さらには視点が異なっていたわけです。
程なくして林内に差し掛かった時、足を止めて思わず写真を撮っていました。
街灯が点灯している事にも驚きましたが(笑)、その街灯が照らし出す景色が綺麗だと感じたからです。
雪が残っていたのも更に良かったのかも知れません。

その後も林内を歩いていて、なんか癒される様な心地で数分間歩き通いなれた車道へと出ました。
そこでもやはり普段と違う景色に感じるなと思ったのです。
車の中では感じられない匂いや肌にあたる風の感覚、更には視界に飛び込む映像の違い。
きっとそんな感じの違いだったのではないかと、今分析してみました。

ただ「歩く」というだけで様々な事を感じられた良い時間でした。
身近なところに魅力的な景色が広がっている事を改めて認識できてよかったです。

皆さんもぜひ、払沢の滝に遊びに来て檜原村の自然を感じてみてください。
払沢の滝駐車場の目の前の山は東京チェンソーズが所有し手入れをしています。
東京美林倶楽部の会員様にも協力していただき、綺麗な山づくりを目指しています。
もしかしたら我々が作業している姿も見れるかもしれません。
ぜひ見上げてみてください。1519049807391

今日も最後までお読み頂きありがとうございました。
また次回お会いしましょう。
関谷駿でした。 

2018年2月 9日 (金)

懐かしい写真

皆さんこんにちは
関谷駿です。

2回目のブログとなる今回は、懐かしい写真を頂いたので、そこから話をしていこうと思います。

27836211_1409181995860428_204644839 早速ですがこの写真は、若かりし頃の関谷駿です。
前回の記事で東京チェンソーズとのかかわりが、かれこれ4年以上になる事をちらっと話しましたが正に4年半前インターンシップでお世話になった時の写真です。

昔の自分を見るのは不思議な気分になるものですね。
周りからはあんまり変わっていないと言われました。
昔の方がやせていたくらいでしょうか?(笑)

当時何を体験したかというと、真夏、一番暑い時期の3週間、下刈りという作業をしました。
植えてある苗木周りの草を刈る作業です。
チェンソーズをご存知の皆さんは既にほかの方の記事や林業の知識として知っているかと思うので詳しい説明は省かせて頂きます。

いや~暑かったです(笑)
直射日光に晒されながら大鎌を振っている訳ですからね。
最初の頃は一日にどれくらいの飲み物を持っていけば足りるのかわからず、
夕方には足りなくなった事もありました。
そんなこんなで日に日に持っていく量が増え、最終的には6L持っていき5.5Lを一日に消費していました。
この消費量はチェンソーズのメンバーも驚く量だったようで、「お前飲みにかかってんだろ!」と笑われたのを覚えています(笑)

それ以外に覚えているのは、草の匂いです。
切った草から出た水分と夏の暑さで匂いが充満します。
草によっても匂いは違い、甘いピーナッツバターのような香りがすることもあれば、
ザ・葉っぱというような青臭い匂いもしました。
どちらもなかなか強烈だったように思います。

そんな感じで4年半前の自分はがっつり林業の一部を体験していました。
その後すぐには林業の道を選ばなかったわけですが、なんだかんだで今こうしてチェンソーズでブログを書いています。
何がどう繋がるかわかりませんね。

ちなみに写真で手に持っているのは、期間中毎日その日の作業内容や感想、得たものを記録していた冊子です。
最終日を迎え、ちゃんとやり遂げたというサインを記入してもらった後のワンシーンでした。
あ、今気づきましたが履いている靴は今でも現役です。登山靴は強いですね(笑)

それでは、また次回お会いしましょう。
ここまで読んで頂きありがとうございました。

関谷駿

2018年1月30日 (火)

関谷駿がやっていること

20171030_142317 皆さん初めまして。
関谷駿(セキヤシュン)と申します。
この度新人ブログを書かせて頂く事となりました。

初回なので、僕がどんな事を担当しているか、
どんな思いを持っているか書いて行きたいと思います。

さて、冒頭で「初めまして」と書きましたが既に会っている方も居るかも知れません。
僕が林業に興味を持ったのは専門学校時代でその頃からチェンソーズの皆さんにはお世話になっています。
それ以来およそ4年の間、現場のお手伝いをさせて頂いたり、丸太切り体験や木工ワークショップ等のイベントも度々お手伝いさせて頂きました。
なのでどこかで見たことがあるという方も居るのではないでしょうか。

元々は現場で木を切ったりする仕事に興味があった僕ですが、
今では現場仕事ではなく「その先」を担当しています。
ここからはその内容をお話ししたいと思います。

一言で説明するならば、現場の人たちが大切に育て切り出した木材を「余すことなく活用する」という事です。
余すことなくっていう事は、余ってるものがあるってこと?って思いますよね。
そうなんです、使われずに山に置いてけぼりな子たちがたくさんいます。

山に置いてけぼりの子たちとはどんなものでしょうか?
僕らが扱うスギ・ヒノキなどの針葉樹は殆どが家などを建てる為の建築材料として出て行きます。
つまり四角くて長いまっすぐな材料へと加工されます。
その過程でいくつものパーツが切り離されて行く訳ですね。
下から順に、根っこ、曲がっている部分、先端の細い部分、枝、葉っぱ等々に分かれていきます。
そうしたもの達がほとんど使われずに山で眠っているのです。もったいないですよね。
使われているのは木の中心部分のまっすぐで綺麗に材料が取れる部分のみって事なんです。
(もちろんそれ以外に使っている方もいらっしゃいますが、ここでは割愛します)

昔はご飯を煮炊きする、暖を取る、お風呂を沸かすなどに使われていたり、
曲がっている材や細い材も適材適所に工夫して使っていたため山も綺麗な状態だったそうです。

長々と説明しましたが、枝葉や根っこ、曲がった丸太などを綺麗な状態に整えたり、もうひと手間加えて商品にして皆さんのお手元に届けるのが僕の使命な訳です。
それをやると山も綺麗になり、様々な人に東京の自然に触れるきっかけにもなるという一石二鳥にも三鳥にもなる活動なのです。

さて、具体的にはどんな風にお届けするか?どこで見る事ができるか?ですが、僕たちは昨年末から「森デリバリー」という名前で上記の活動を始めました。
軽トラを改良し、荷台には木の小屋を載せて皆さんのもとへ森のかけらをお届けします。
素材販売はもちろん、その材料を用いたワークショップ等も行います。
詳しい場所や日時はその都度HPやFB、ツイッターなどで発信したいと思いますのでご確認頂ければと思います。
主に東京都心に伺っています。
お近くを通られる際にはぜひお立ち寄りください。

まだまだ色々な事に不慣れな僕ですが、
東京チェンソーズの仲間をはじめ、東京の木に触れる皆さんの笑顔の為に日々頑張って行きますので、これからどうぞよろしくお願いいたします。

どうでしょう、ご興味持って頂けたでしょうか?
僕の拙い文章ではあまり引き付けられ無かったかも知れませんが、現場の人たちが世代を超えて管理し大切に育ててきた「森のかけら」たちを皆さんのもとへ大切に届けさせていただきますので頭の片隅に「森デリバリー」「東京チェンソーズ」と入れておいて頂けると嬉しいです。
また次のブログでお会いしましょう。
ここまで読んでくださりありがとうございました。

関谷駿