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2018年9月

2018年9月30日 (日)

理想の糸鋸刃

こんにちは、関谷です。

今日は「理想の糸鋸刃」のお話です。

10歳の誕生日に電動糸鋸を買ってもらい、それ以降気が向いた時にはものづくりをしていました。
おかげさまで、今その経験が仕事に生きています。

今ある仕事の中で糸鋸盤を使用して作る商品は、「ほたるのつみき」です。
ほたるのつみきの詳細は以下URLよりお読みいただければと思います。
http://tokyo-chainsaws.jp/delivery/hotaru/
ほたるのつみきは一匹一匹糸鋸で切り抜いて作ります。
その為糸鋸で切った断面が綺麗な程、きれいなほたるが生まれるわけです。
そしてきれいな断面で切るには、「技術」と「刃」が肝心なのですが、
今までの糸鋸人生の中では納得がいく刃には出会えていませんでした。

しかし!ついに!
ある程度満足できる糸鋸刃に出会いました!
糸鋸刃専門で制作されているところの、堅牢性が高いタイプの糸鋸刃でmade in japan!!

糸鋸刃が良いと何が良いか、それは「切っていて楽しい!」という事です。
切り進むスピードが快適で、切り終わったほたるが美しい。
そして切れ味が落ちるスピードも緩やかなので、作業のテンポも落ちない。

この日は約90匹のほたるを切り抜いたのですが、最後まで楽しかったです。

楽しいというのは制作側の問題ですが、刃が良いと出来上がるほたるも綺麗になるので遊んでくれる子供たちにとっても触って気持ち良いほたるになります。

より良い商品として世に出せるのは製作者として気分もやる気も上がるので今後も理想の糸鋸刃探し継続したいと思います。

ほたるのつみきを目にする機会がありましたら、ぜひお手に取ってみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
20180929_163418糸鋸加工時

20180929_163907_2切り終わったほたる

20180929_164754ゴミすらも美しく感じる

2018年9月17日 (月)

研修生なんです

こんにちは!!

すっかり涼しくなりまして、現場仕事もはかどる季節となってきましたね。暑いのが苦手な私にはありがたい限りです・・・。

さて、入社一年目の私は【緑の雇用】の研修生として学ばせていただいています。現場を休んで研修に行かせていただいて、会社にも先輩方にも講師の先生方にも感謝感謝です。

先日の研修では生まれて初めて伐倒作業をさせていただきました。手取り足取り教えていただきながらでしたが、無事に伐倒できました。立木がゆーーーっくり倒れていく様はぞくぞくしました。

伐倒に使うチェンソーですが、こんなに大きいものもあるんです!150cm以上あったかと思
いますが、重すぎて私には現場まで持っていけないし、扱えないし・・・。
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山の男は改めて凄いなと、体を鍛えねばと実感した研修の一コマでした。



吉田裕貴

2018年9月10日 (月)

「壁」

林業を始めるにあたり色々な事を考えました

自分の体力でやっていけるのか? 近所の山に登ってトレーニングしてました
年齢的に受け入れてもらえるのか? この時すでに38歳
家族を養っていけるのか? 小学校入学前の子どもが2人おります
花粉症なんだけど大丈夫? スギ花粉で毎春鼻水ダラダラ
今までの経験を活かせるのか? 長いこと海の仕事に携わってきました

チェンソーズに入社したのは植栽が始まる4月でした
入社早々「壁」にぶつかりました
しかも私が入社前に考えていた事とは全く違う「壁」

それは「言葉」でした

もちろん会話は日本語が使われています
方言を使う人が居る訳でもありませんし、特に理解力が無い方でもありません
しかし私には何を言っているのか理解出来ませんでした

「●チョウブの現場だよ。」
「バカボウ使っても良いよ。」
「トンガの柄でも測れるし。」

チョウブ?バカボウ?トンガ?????

そうです専門用語や道具の名前です。どんな業界にも専門用語があると思いますが、林業界ではまだ尺貫法で会話していたりします。今回はちょっとだけ専門用語や道具の解説をしたいと思います。

○町歩(チョウブ):1町歩は約1ヘクタール。田畑や山林の面積で良く使われているそうです

○尺(シャク):1尺は約30cm。植栽現場では6尺間隔で苗木を植える事が多いようです

○馬鹿棒(バカボウ):同じ長さで繰り返し測る時に使う棒。180cmに切った竹を使っていましたが長いので急斜面の移動には不向き

○唐鍬(トンガ):鍬の一種。苗木を植えるために土を掘ったり根を切ったりする道具で柄の長さはだいたい90cmなので馬鹿棒の代用として便利

○掛矢(カケヤ):大型の木槌。歩道設置などで杭を打ち込む時に使う、初心者が大振りすると自分の足を潰しかねない

面白い専門用語や道具があったらまた紹介したいと思います。(鳴島)

Photo

2018年9月 2日 (日)

木が好き

こんにちは、関谷です。

今日は僕の頭の中を少し共有してみたいと思います。

最近の僕の頭の中は、木のどこが好きか?、木の何が魅力的か?どうしたら僕が感じている木を多くの人と共有できるか?といった事を仕事中はもちろん日々生きる中で考えています。

皆さんは
・木が好きですか?
・木のどこが好きか考えたことはありますか?

木に関わる仕事をしている人でも中々そこまで考えてみた事のある人は少ないのではないかと思います。
僕は変な人間なので、学生時代から「自分は木のどこが好きなのか?」という事を考えていてかれこれ5,6年経つのですが未だに新たな木の好きな部分、魅力的な部分を発見するし、逆に言うとまだまだ知らない部分が多くて、答えにたどり着いていないと思っています。
例えばどんなところが好きかというと、「枝振り」です。
今生きている木というのは「葉を効率的に光の当たる配置に展開できた者」な訳で、長い年月を得て生き残った形が現れているわけです。
と、少し難しいことを言いましたがつまり僕には「美しい姿をしている」と感じるわけです。
枝が先端に行くにつれて分岐しバランスよく広がっていく者もあれば、力強く天に向かって湾曲させる者もいる。
個性が際立ちます。

 

僕がこの魅力に気が付いたのはここ1,2年のことです。

 

学生の頃から夏の樹木の姿があまり好きではなく、葉を落とし冬芽をつけた樹木が好きでした。

 

その頃はアカシデという木の均整の取れた枝の張り方(特に先端付近)と赤い冬芽とのバランスに心惹かれていたと記憶しています。

 

それから数年、木に関わる仕事を転々としていく中で様々な視点で木を見てきたある日、葉がついている姿に惹かれなかったのは枝が見えないからではないか?では葉がついている状態でも下から覗いて枝を眺めれば美しいと感じるのではないか?という視点で木を見るに至り枝振りが好きなのだと確信に変わるわけです。

 

ちょっと長くなりましたが、何をお伝えしたかったかというと、こんな風に日々木の事考えていますという事です。

 

今いる環境はとても恵まれていて、水を吸い上げ葉を広げいわゆる生きていると呼ばれる姿から、切り倒されて小分けにされた丸太の状態や丸太以外の素材になった枝葉・根っこなど。

 

更にはもっと加工されて板や柱となったもの。

 

そして僕は上記の物を加工する立場にあり、どの状態の木にも触れる事ができるのです。

 

なんて贅沢なことでしょうか。

 

木の良さを追求する要素が増えてうれしいやら悩ましいやら、これからも木の魅力について考える日々が続きそうです。

 

皆さんも木の好きな所あったら教えてもらえると嬉しいです。


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ミズキ下からの写真

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  枝写真(樹種未同定)

  

関谷駿