竹本日記(2016/8-)

2017年5月26日 (金)

大人の遠足

こんにちは。事務の竹本です。

今日は、私の休日のお話です。チェンソーズとはあまり関係ないですが、

檜原村暮らしのとある一日をご紹介します。

先日、村のお仲間と、お花や風景のスケッチに出かけました。

推定平均年齢60歳以上の大人の遠足です。

まずは、チェンソーズの事務所がある時坂を車でずんずん上り、

蕎麦処みちこに行きました。

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みちこは、知る人ぞ知る(?)お山の上の古民家のお蕎麦屋さんです。

TV取材や観光客はよく来ているようで、有名人の写真やサインも飾られています。

そんな有名店で、檜原村には数えるほどしかない飲食店の一つだけど、

私は行ったことがありませんでした。

私どころか、檜原村在住歴60年以上の同行者のみなさまも誰も。

住んでいると、観光客が行くようなところには意外と行かないものですね。

でも行く途中、

「ここら辺は授業で下刈りに来た山ね~。鎌で怪我した人がいて大変だったわ」

「あそこの山は誰々さんの山ね~」「昔はこのあたりに道があって登ったね」

なんて会話もあり、さすがみなさん山についてはとてもお詳しいです。

みちこさんには開店前に到着しましたが、天気がよかったのもありすでにお客さんが

来ていました。私たちはお蕎麦と山菜天ぷらをいただきました。

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「何の葉っぱだろう」とよくわからないままいただきましたが、おいしかったです。

食後にはみなさんが持ってきたおせんべいや飴を分けっこしたりして、子どもの頃の

遠足みたいで楽しかったです。

めでたしめでたし・・・という満足感でしたが、そこからが本題です。

お店の周りに咲く「クリンソウ」というお花をスケッチするという名目で来たのですから。

クリンソウは“山間地の、比較的湿潤な場所に生育し、せせらぎや渓谷の湿地などに時に群生する”そうです(ウィキペディア情報)。

ちょうど見頃で、とてもきれいでした。アゲハチョウや熊蜂も吸密に来ていました。

お花をスケッチした後は、山々が見渡せるスポットへ移動してスケッチ。

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「あそこはどこの集落?」「こうみると檜原村も広いわね~」

などとおしゃべりしながら。3時間程度の遠足でしたが、楽しい思い出になりました。

 

私は、けっこう年配の方とも波長が合うので、こんな交流が楽しいです。

近所のおばあちゃんやおじいちゃんとお話しをするのも好きです。

昔話も面白いし、みなさん優しいので癒されます。


竹本

2017年4月10日 (月)

ごぶさたです

いつのまにやら春ですね。

はい・・・・ブログをサボっていたこと、新人一同を代表してここにお詫び申し上げます。3月は山仕事も事務仕事も忙しく、ブログ以外のお仕事はみんな頑張っていたのですが、ブログだけ・・・ブログだけ・・・できなかったんです。

 暖かい地方(都心を含む)では桜が見ごろを迎えているようですね。檜原村では桜はまだで、どちらかというと梅が満開です。

檜原村では3月になると、ヤマメ漁が解禁し、フキノトウがボコボコ顔を出し、ヤブカンゾウやワサビがもっさり生えてきます。そのうちに、タケノコやゼンマイ、タラの芽、ワラビがニョキニョキ出てきます。自然のものだけでおかずが揃っちゃう日もあります。この時期はスーパーマーケットがなくても、畑がなくても生きていける気がします。

 さて、私は事務担当なのですが、ちょっと別な仕事もしました。木に焼きペンで文字を焼き付けるという、職人ぽい仕事です。写真は試し書き。東京美林倶楽部の法人会員様として、会社の記念樹を植えていただくことになり、その記念品的なものです。

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 東京美林倶楽部は今月に第3期の植えつけがあります。

以前から、私も個人的に入会したいと思っていたのですが、息子がだいぶ歩けるようになったこの春、家族で植えつけに参加することにしました!生まれた年に植えるのも記念になるけれど、自分の足で歩いて登って、自分の手で作業させたいなと思ったのです。とはいえまだ1歳なのでどこまでできるかわかりませんが、頑張ってくれると思います。

 

今日はお昼に山へ行き、植えて9年経つというスギ林を見ました。子供が小学4年生頃にこのくらいの木になるんだなぁと思いました。桜を見ると、去年の桜や来年の桜の頃を想ったりしますが、木の成長とともに家族のことを想ったりするのも素敵ですよね。

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写真は事務所に生えていたヤブカンゾウ(食べられる草)

竹本

2017年2月17日 (金)

古民家×東京チェンソーズ

こんにちは。事務担当の竹本です。

竹本は今、会社の「見える化」というのを進めています。契約書や請求書、勤務状況などの原始資料をいろいろな形に集計し、分析や評価をし、会社の経営戦略や問題改善に活かせる情報にしていく・・・その第一歩くらいのとこにただ今おります。

なので現場メンバーが山に木を伐りに行っている間も私はパソコンに向き合って数字を見ています。まぁ事務職ですからね。でもたまには体を動かしてたいわ~なんてタイミングでいい仕事あり。事務所の模様替えです。

本日は午前中半日をかけて事務所の大規模な模様替えを行いました。

というのも、東京チェンソーズでは5ヵ年計画の一プロジェクトとして、事務所お片付け大改革(?)が進行しています。道具置場や事務所機能を移動させたり、イベントスペースを作ったり、歴史的トイレを現代的なものにチェンジしたり、シャワー室なんかも設置しちゃったり・・・夢は膨らんでいます。

()そうじの力さんのアドバイスも受けつつ、お片付けは計画的に着々と進められています。事務所や車、道具を日ごろから整理整頓することは、林業の現場作業での事故や危険の予防にもつながるそうです。確かにそうですよね。そう考えるとたかがお片付け、されどお片付け、最重要事項と言っても過言ではないでしょう。

本日はお片付けの一環として、事務仕事用の一室に置いてあるものをいったん全部運び出し、ついでに板の間に畳を入れ、ついでにデスクの配置換えを行いました。

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デスクのレイアウトについてはその場にいた6,7人であーだこーだ言い合って決めました。窓外の大自然を眺めながら仕事をしたい!ストーブの配置でみんな暖かく!斬新な菱形にする!流行のスタンディングデスク!・・・そんなあーだーこーだの結果、このようになりました。

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奥はデスクトップパソコンを置いて事務担当のデスク。手前は3つのデスクをつなげて一つの大きなテーブルにして、物は置かず、みんながその都度自由に使えるように。東京チェンソーズらしく、若々しいオシャレな感じにまとまったのではと思います。実際少し使ってみたところ、いい感じです!今後もあーだこーだを繰り返して、より良くなっていくでしょう。

私の席はというと、一番手前の窓際から一番上座に栄転しました。この席は以前は外から冷気が来るしストーブから遠く一番寒い過酷な席でしたが、ストーブの位置が変わり暖かくなり、障子を開けていると遠くの山まで見渡せる、とても素敵な席になりました。やった!これで心も新たに仕事に邁進です。

 400年といわれるこの古民家は、今までにもすでに増築や修繕を繰り返し、ずっと使われてきたそうです。これからも東京チェンソーズが何度も何度もよみがえらせて大切に使っていけたらいいなぁと思います。

竹本

2017年1月26日 (木)

こたつを出る決心をして

こんにちは、竹本です。寒波到来中、山と川に囲まれた檜原村はしんしんと冷えております。事務所ではストーブを焚いてモコモコスリッパを履いて寒さをしのいでいます。現場のみなさんもいろいろ寒さ対策しているようですが、新人の宮下君はヘンなタオルの巻き方をしています。写真が見たい方は宮下君にリクエストを。

 さて、そんな冬にもいろいろな楽しみがありますね。檜原村の冬の楽しみは、薪ストーブにあたって何もしないパターンもありますし、アグレッシブにお外へ繰り出すパターンもあります。お外へ「氷瀑」を見に行きましょう!ひょうばく。滝が凍ることです。氷瀑は日本の各地に存在し、その地域の人々の冬の楽しみの一つとなっているようです。そして氷瀑の楽しみ方はそれぞれのようです。自然の姿を見て楽しんだり、ライトアップしたり、クライミングしたり・・・。

檜原村の観光スポットである「払沢の滝」は冬の寒い日に凍ります。年によって滝が全部凍ったり全部は凍らなかったり。村では毎年、氷瀑クイズ(滝がいつ最大結氷するか当てるクイズ)やフォトコンテストが開催され、とても盛り上がります。

かくいう私も、実はまだ払沢の滝の氷瀑姿を生で見たことがありません。だって寒いんだもん。でも見てみたい。でも。。でも。。でも。。

 そんな決心のつかない人は、25日に行きましょう!

25日(日)、「払沢の滝冬まつり~ほっこり市」(檜原村観光協会主催)が開催されます。会場は滝の駐車場から滝にいく途中です。農産物か買えたり、村のおいしい食べ物が食べられたりします。ほっこり市の会場となりでは、東京チェンソーズの東京美林倶楽部現地見学会も開催いたします。滝を見がてら山を見るもよし、山を見がてら氷瀑を見るもよし、ぜひ冬の檜原村へお越し下さい。(防寒忘れるべからず)

東京美林倶楽部現地見学会の詳細・お申込みはこちら。

http://birin.club/tour2017-1/

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写真はこおりあそび。作り方は、鍋に水と材料を入れ、外に出して一晩寝かせる、です。

 

竹本

2016年12月19日 (月)

特別な日

こんにちは!師走してますか?
12月はなにかと忙しいですね。あやうくブログ更新という任務を忘れるところでした。
事務の仕事も、年末調整などがあって忙しいです。
年末調整といえば、今年から〝大きく”変わりますよ~。なんと、あの慣れ親しんだ源泉徴収票が大きくなっちゃいました。もらうのが楽しみですね(?)
さて、先週12月9日は、ケヤキ記念日でした。私が決めました。
その日、車を運転していると、きらきらと道路上に何かがたくさん舞っていました。
おびただしい量でした。それはケヤキの葉っぱとタネがついた小枝。
ケヤキは枝から種子だけで落ちる種子と、枝葉ごと飛んでいく種子とがあります。
飛んでいく枝には冬芽はつかず、葉は小さく、飛翔専用の枝葉になっています。
その日はよく晴れた風の強めな日でした。ケヤキはきっと、今日こそ旅立ちの日だと
一斉に旅立って行ったのでしょう。動物や植物にとっても、特別な日があるんですよね。
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今月は他にも特別な日があります。
実は、私は尺八を吹きます。竹で尺八を作り、吹くのが好きです。
木の伐採を冬に行うように、竹も冬に採ります。
理由も同じで、冬は成長を止め、水分が減るからです。
私の尺八の師匠は「とくに12月の新月の日に掘る竹がいい」と言います。
今年は12月29日。
もうすぐ楽しいクリスマス。
でも他にもいろいろ特別な日があります。
あー忙しい♪
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竹本

2016年11月18日 (金)

「木」の眺め方

檜原村の紅葉はピークをほんの少し過ぎ、時には木枯らしが吹き、葉っぱがきらきら舞っております。紅葉シーズン、檜原村の山々は、広葉樹林の部分は錦色になり、針葉樹林の部分は緑色のままなので、その境がだれの目にもわかるようになります。戦前はこのあたりの山々はすべて錦色だったと聞きます。全部錦色の山々・・・、それは山笑う春の山にも負けないくらい華やかだったことだろうなぁ。。。

 去年の私はそんなことを思いながら眺めていました。しかし、東京チェンソーズの一員となった今年の秋は、もう少し思うところがあります。

 先日、三重県宮川森林組合の方をお招きして、チェンソーズ従業員一同お話を聞く機会がありました。

土壌や地形・地質、環境によって、そこに育つのに適した樹木がある。ちょっとした地面の凹凸によっても、木の育つ条件が変わる。人の都合でどこにでもスギやヒノキばかりを植え、育ててきた今までの林業。3040年手間暇かけて育てても安くしか売れない。これからも今まで通りの林業で利益は出せるのか。その場所に適したいろいろな樹木を植えれば、育てる際の手間が減る。建材以外の利用価値を見出せばビジネスとしても成り立つはず。というような視点から研究・取り組みをされているという内容でした。

とてもおもしろいお話でした。これから山や街の木々を見るとき、ついマニアックな視点で眺めてしまいそうです。

 そして、チェンソーズは今、森林整備以外に、材として利用する分野にも事業を拡大しているところなのですが、材としても樹木によってそれぞれ適した利用方法があるということを学びます。椅子を作るにはどういう木が適しているのか、適した木を使うことで長持ちする、というような。

 種としての性質がそれぞれあって、育った環境や、どんなお世話をされたかによって育まれるものもあって、いろいろな木が育つ。材として使うときには、その性質にあった使い方をするのが一番いい。

 なんだか人間社会にも通じるような話ですね。

 木の世界も奥が深いです。

 そんなことを思いながら山や家具を眺めるようになってしまったことですよ。

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竹本

2016年10月21日 (金)

癒しと厳しさ

こんにちは。

だんだんと秋も深まってきましたね。

そんな季節のあいさつがかわされていると思いますが、みなさまは実際に「秋」を「季節」をどんなときに感じますか?

自然に囲まれた檜原村で暮らしていると、一日一日季節を肌で感じます。

私はよく、子供と愛犬をつれて近所を散歩しています。山に囲まれ、川が流れ、畑があり、そんな散歩道です。山野草が咲いていたり、虫を見つけたり、川にオシドリの親子がいたり、毎日同じ道でも全く飽きません。

それに、散歩をしていて村人の暮らしぶりに感心することもあります。たとえば、八つ頭(さといもに似た野菜)の茎(ずいき)が軒先に干してあったりします。今頃、収穫を迎える八つ頭。秋の晴れ間に干しておいて、年末年始に白和えなどの具にして食べるのです。ああ、自然や季節の流れの中に暮らしているなぁと感心します。

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村の暮らしの穏やかな一面をご紹介して終わりにしようと思ったのですが、移住して実際に暮らす者として、厳しい一面もお伝えしたいと思います。

散歩をしていると、主に遭遇するのは近所のおじいちゃんおばあちゃんたちです。「今日は寒いねぇ」「今年は雨が多いねぇ」「あそこにサルが出たよ」「大きいサルが出たよ」「サルにインゲンを持ってかれたよ」「イノシシに大豆畑を荒らされたよ」決まってそんな会話になります。村民にとって獣害は最大の関心事。都会の人の想像を超えて、畑、獣たちにやられているんです。もちろん電気柵で畑を囲って対策しているのですが、枝をつたって柵の上からサルが侵入したり、柵の下の方からあるいは柵を壊してイノシシが侵入したり。21世紀になっても里山では人間より獣たちの方が一枚上手なのです。

自然の中には癒しあり、厳しさありですね。  

 


・・・・・そんなリアルな秋を感じてみたくなった方に耳寄り情報です。

ちょうど来週1030日に東京チェンソーズ秋の感謝祭があります。だれでも参加できますので、ぜひふらりとおでかけ下さい。

竹本

2016年9月23日 (金)

はじめまして!!(その2)

 はじめまして、東京チェンソーズで7月から事務として働いています竹本明子です。(新人が5人いますのでしばらくはじめましてが続きますよ!)

さっそく自己紹介まいります。私は2年前くらいまで都心で働いていましたが、結婚→檜原村に移住→出産し、育児が少し落ち着いたのでチェンソーズで働き始めました。5年前くらいまでは宮下くんたちと同じようにフレッシュだったと思うのですが、育児を経験して急に大人(というかおばさん)になった気がします。他の新人や若いメンバーたちが眩しくて目を細めて見ています。。

 私は事務職なので、檜原村のことや、山仕事以外のチェンソーズの裏事情や、役に立つ税金情報などを紹介していけたらと思います。後半は嘘ですが、その時々の何かしらを綴っていこうと思います。

 よく「檜原村暮らし、いかがですか?」と聞かれますが、どこに暮らすのもいい面わるい面ありますよね。檜原村では、日々の生活ではそんなに困りませんが、いざというときは困るかもしれません。大きな病院が遠かったり、救急車がすぐに来るかわからなかったり。なので、いざという時の備えは普段からしたいものです。

ちょうど先日、檜原村でママを対象とした救命講習会があったので参加してきました。内容はAEDや心臓マッサージや人工呼吸、幼児が誤飲した場合の処置の仕方でした。今回受講して私が初めて知ったことを一つご紹介したいと思います。それは、AEDは乳幼児にも使っていいということ。(AED講習は以前にも受けたことがありましたが、乳幼児にも使えるかとは知りませんでした。)小児用電極パッドが付属されている場合は小児用を使いますが(乳幼児~未就学児)、成人用パッドしかない場合も乳幼児に使っていいそうです。子供の体が小さくて電極パッドを貼りにくいときは、一つは胸の真ん中にもう一つは背中の真ん中に貼る等、パッドとパッドが触れないように気を付けることが重要だそうです。

 

初回から檜原村暮らしのシビアな話をしてしまいましたが、次回はゆるい話にします。

写真はチェンソーズ事務所前でただいま満開のツリフネソウです!

竹本


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