高田日記(2014/7-2015/3)

2015年3月31日 (火)

ブログ終わります

今回で、僕の最後のブログです。

読んで下さった方はありがとうございました。

読み返してみると、一年間、いろいろな事をやったなあ、と思います。

こうして書いておかないと、すぐに何をやったか忘れてしまいますが。

一年前に比べ、成長したでしょうか。








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今日の仕事は、吉田先輩の家の近くの現場だったので、駐車場をお借りしました。

家からこんな景色が臨めるなんて、素敵だと思いませんか。

ただし冬は雪に閉ざされたりするので大変そうです。





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仕事終わり、吉田さんの奥さんに、お餅を頂きました。




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頬張るメンバー。

美味しかったです。

ごちそうさま!



高田 朋

2015年3月24日 (火)

みんなの森へ行ってきました

「みんなの森」という団体が、檜原村のご近所、東京都日の出町にあります。

活動をされている方たちとは、以前から交流させていただいておりました。
田んぼのやり方を教わったり、子どもキャンプに参加させてもらったり、イノシシ料理を食べに行ったり・・・。
今回は、毎週行っているという、森林整備の活動に参加させていただきました。
以前から、どのような森づくりをしているのか、興味があったのです。
今回、訪れたのは、「銀の森」。
他にも、「景観の森」「冒険の森」とあって、それぞれのコンセプトで森づくりをしているそうです。
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山道を10分ほど上がったところで目の前が開けました。
今回の作業場所です。
長年かけて道を通し、今、ここまで来たところなのだそう。
着くと一番に、「ここをどういう山にしたいか」を話してくださいました。
ここは、50~60年前に針葉樹を皆伐した場所で、以来放置されてきたそうです。
今、生えている木々は、自生した樹なのです。
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わずか50~60年で、人の手を加えずとも、これほどの大きな木が育つものなのか、と少しビックリ。
この場所は、いくつかの実を付ける樹だけ残して、他は伐るつもりだそうです。
代わりに果樹を植えて、果樹園にするのだそうです。
とは言っても、画一的な、畑のような果樹園ではなく、自然の木々の中に、さり気なく、柿や、ゆずや、夏みかんが植わっている、そんな場所になるみたいです。
果樹は苗を買うのにお金がかかるので、どんぐりも埋めるらしいです。
どんぐりなら、拾ってくれば、ただですね!
作業は、ゆったりと無理のないペースで進みました。
今日の仕事は、予め選んであった樹を伐り倒し、枝を払い、適当な長さに玉切って、邪魔にならない様に横にする、というものです。
切った枝葉の処理は、すごく丁寧にしていました。
はさみで丁寧に蔦を切って、細かくしたうえで一か所にまとめておきます。
一つ一つの作業を愛でる様です。
休憩の間は、どういう山にしたいか、いろいろなアイディアが活発に交わされます。
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こちらは、メンバーの女性が、無農薬柚子で作ったゆべし。
僕もいただきました。
うまいです!
酒の肴によさそう。
ここいらでは、多すぎて時に捨てられてしまう柚子なのですが、勿体ないと思ってこのような商品化を考えているそうです。
そういうところからの発想、好きです。
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この木は、今日、僕が伐らせていただきました。
今後、どういう場所になるのか、楽しみです。
高田 朋

2015年3月 2日 (月)

電気柵づくり

こんにちは、高田です。

畑の周りに張り巡らされた電気柵は、檜原村では良く見る光景です。

猿やいのししの侵入を防ぐためのものです。


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先日、僕の住んでいる地域の組で、電気柵を修繕しましょう、ということになりまして、人足(にんそく)に出ました。

人足とは、辞書によると、「荷物の運搬や普請などの力仕事に従事する労働者。」とありますが、この辺りでは、自治会や組合などの地域の奉仕活動に参加する事を、人足と呼んでいる様な節があります。

電気柵の仕組みは、ソーラーパネルで発電した電気を使って、高電圧の網を張る、というものです。

もう少し詳しく書くと、一枚の網の中に、金属で編まれた部分と、絶縁体(電気を通さない)のビニールで編まれた部分があり、それが交互に積み重なっています。

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上の絵の白い「絶縁体」のところは、電気を通しません。

黄色く塗られた「金属」のところだけ、電気を流すことが出来ます。

そして、この金属で編まれた部分の一部を、ソーラーパネルで作った電気で、高電圧にする(電気を貯めておく)わけです。

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この時、大事なのは、金属で編まれた部分全てを、高電圧にしてしまわないことです。

一つの金属部分を高電圧にしたら、その次の金属部分は、アース(電圧をかけないで、なお且つ地面と触れた状態)にしないといけません。

高電圧・アース・高電圧・アース・・・と、いう具合です。

さて、ここで猿に登場してもらいましょう。

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猿がこのように、高電圧の部分と、アースの部分に、同時に触れると、電流が流れます。

アースの所に触っただけでは、もちろん電流は流れませんが、高電圧のところに触っただけでも、流れません。

高電圧から低い電圧(アース)へと「道」が出来た時、初めて電流が流れます。

この「道」を、猿に作って頂こう、という訳なのです。


※ここから先は、元物理学科の独り言です。興味のない人は飛ばしてください。

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この仕組みを教えて頂き、疑問が解消しました。
なぜ、小さなソーラーパネル一枚で、あれ程の高電圧(一度、この身に喰らったことがある!)を作れるのか、というものです。
ソーラーパネル一枚程度では、普通に電流を発生させて流し続けただけでは、触っても気づかないくらいの電圧しか出せないことでしょう。
僕は、回路の途中に小さな溝を作っているのではないかと思っていました。
溝があればそこで電気は流れず、溜まってしまいます。
しかし、ある程度の量が溜まり、耐えきれなくなると、電流が隙間を飛び越えて放電します。
この時の電圧は、普通に垂れ流すのに比べれば、瞬間的ですが、とても大きい物になるので、これによって高電圧を産んでいるのではないか、と。
僕がこう考えたのには理由があって、電気柵の近くに行くと、一定の間隔を置いて、「パチッ」「パチッ」と繰り返す音が聞こえたからです。
それは、溜まった電気が放電している音だったのです。
しかし、これは、意図してそうなっているわけではなく、草が絡まったり、なんらかの理由で、放電して「しまっている」のだと聞きました。
つまり、その電気柵はうまく機能していなかったということです。
うまくいっている電気柵は、こういう音はしません。
そして、実際の電気柵の原理は、僕が考えた物よりもずっとシンプルで合理的、スマートなものでした。
何も、四六時中、電気を流しておく必要などないのです!
猿が来たときだけでいいのです!
このシステムは、実は電気回路ではありません。
普段、ソーラーパネルで産み出された電気は、ひたすら高電圧ゾーンに溜まっているだけなのです。
ループしていないのです。
これは、回路と言うより、コンデンサーです。
そして、猿が自身の身体で、高電圧とアースをつなげた時にだけ、溜まった電流が猿を通ってアースへと流れ込む。
猿が回路を完成させるのです!
退治するべき敵に、電気回路の最後の完成を委ねるのです!
何という美しさ!
------ここまで-------







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まずは、支柱を引っこ抜き、古くなったシートを剥がし、周辺の草を刈りました。

草が網にからみつくと、そこを通って電気が流れて行ってしまうのです。





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シートを貼り直し、ポールを立て直しました。

ここまでが結構、大変でした。





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網を張っています。

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ソーラーパネルはこんな感じです。





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完成です。
高田 朋

2015年2月17日 (火)

薪割りました

皆さん、お久しぶりです、高田です。

しばらくの間、ブログを休ませていただいておりましたが、再開いたします。

よろしくお願いします。


先日、近所の人の薪割りを手伝いに行ったので、今日はそのことを書こうと思います。

檜原村では、自分で薪を割って暖を取っている人が、結構、います。

むかし話のような、薪割りのおじいを見かける事もあります。


「薪拾い」では、山に行って、長いままの原木を拾ってきましたが、今日はその続きです。

拾ってきた原木を、適当な長さに切って、割ります。


切る時には、こんなものがあると便利です。



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薪作り用の、手作りの台です。

台があることで、チェーンソーで切っている時に木が動かないし、地面を切ってしまう心配もありません。





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こんな感じです。

こんな感じなのですが、良く見ると・・・?

実は上の写真、切っているシーンを撮るのを忘れたので、角材でデモンストレーションしています。

ヤラセです。
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玉切った丸太です。

いよいよ割ります。

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薪割りはなかなか楽しいです。

うまく割るのは難しく、力があれば割れるというものでもありません。

木の見極め方とか、僕はまだまだなのですが、うまく割れた時は爽快です。



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今日はこれだけ割りました。



高田 朋

2015年1月13日 (火)

仕事始まりました

いよいよ仕事が始まりました。

休み明け、久しぶりの山です。

長い休みを挟むと良くある事ですが、ちゃんと出来るだろうか、と、不安な気持ちが膨らみます。

失敗したり、いらいらしたり、うまくいかなかったことばかりが思い返されます。

そんな緊張の中での一本目、こちらが、今年の初伐採です。

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心配とは裏腹に、初伐採は成功。

うまく倒れなかった時の事を考えて、高めの位置で伐ったのですが、一発で、完璧に、狙ったところに倒れてくれました。

何ということのない小さな成功ですが、この一本で、すごく気が楽になりました。

ゆっくりでも、前へ進んでいるという、実感。

成果が出るって、とても大事ですね。

去年は、気負いすぎていた感があります。

それでうまくいかなかったりいらいらしたりしました。

間伐もそうですが、心が荒れていると、何かしらトラブルに見舞われて、うまくいかないですよね。

ところが、謙虚に、丁寧な気持ちで向かうと、難なく出来ちゃったりします。

今年は、落ち着いて、焦らず、仕事に取り組めるよう、と思います。



高田 朋

2015年1月 6日 (火)

ブリ縄

明けましておめでとうございます。

年末年始、いかが過ごされましたか?

僕はひたすら、ぼーっとしていました。

本ばかり読んでいました。

久しぶりに、心ゆくまで休んだなあという気がします。

本当はこの休みの間にやりたいこと、あれこれあったのですが。

結局ほとんどやりませんでした。

ただ、一つだけ、木こりらしいこと、やりました。

ブリ縄です。




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普段、枝打ちなどの仕事で針葉樹に登る時は、登降機という道具を使っています。

ブリ縄は、それより、もっと原始的な道具。

材料は、木の棒、二本と、ロープのみ!

ロープの両端に、木の棒を縛り付けます。



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これで出来上がりです。

で、木の棒を、登りたい木の幹に縛り付けます。




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調べたところでは、いろいろな縛り方があるようです。

ひとまず、一番簡単そうなものを選んでやってみました。

それでも、結びを覚えて、スムーズにできる様になるまでは、結構、大変。



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ロープで作った輪っかに足を掛けて、木の棒の上に両足で立ちます。

これで一段目、完成。

何度か、縛りが緩いせいか、乗るとずり下がってしまうようなものを作りましたが、何度目かのトライで、ひとまず完成。

次の棒を使って、二段目を作ります。

二段目は、地上で作るわけではないので、一段目より難易度高めです。

片足を木に巻きつけて、両手を空けることができればやり易いと思うのですが、(実際にそうしている方の映像も見たのですが)僕の作った一段目はゆるいのか、片足で立とうとするとすると傾いてしまいます。

そんな中で、一応、二段目作ってみたのですが、案の定、ゆるゆるで、とても登れそうな代物ではありませんでした。
今日のお試しは、ここまでとします。

安全に高い所まで登れるようになるには、もっと改良が必要です。




高田 朋

2014年12月23日 (火)

ピザ窯作ってます

石垣 で、ちらっとご紹介しましたが、現在ピザ窯を制作中です。

場所は、檜原村内のレストラン気まま館です。

オーナーの方が外でピザを焼きたいとのご希望で、今、一緒に作っています。

釜さえ上手くできれば、美味しいピザを振る舞ってもらえるでしょう。

オーナーの料理の腕は問題なし、あるとすれば、僕のDIY技術力の方でしょう。



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こちらは土台です。

要らないコンクリートの管(ヒューム管というそうです)が庭に落ちていたので、その周りに丸く石を積みました。

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ヒューム管の中に土や石を入れて、かさ上げしました。




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モルタルを塗ったところです。




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ホームセンターで買って来た、大谷石を載せました。

大谷石は、耐火性と加工性に優れているとのことで、ピザ窯の焼く台のところに使われるそうです。

加工性に優れているというのは確かにその通りだな、と思いました。

ディスクグラインダーに石材加工用の刃を付けてやったら、簡単に切れました。




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上から切った後に、裏返して下から切りました。

それでも刃の厚みが届かないので、最後は切込みに沿って軽く押して、チョコレートみたいに、パキッと割りました。

そのせいで、断面が少し荒れていますが、問題ないのでこのまま使います。

気になるならば、ディスクグラインダーで軽く削ってやれば、簡単にきれいになるでしょう。





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今回、苦戦を強いられたのが、煙突づくりでした。

たまたま、お店にあった耐火レンガを積んで作ったのですが、こんな薄いレンガ、ただ重ねるだけでは心許ないですね。

ブロック同士をモルタルで固めたいところです。

ところが、煙突のように高温になる場所は、普通のセメントではだめなのだそうです。

通常、モルタルは熱に弱いですね。

すぐにひびが入ってしまいます。


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本には耐火セメントを使え、と書いてあるので、買ってきました。

ところが、この耐火セメント、使ってみると、やけに粘りが少ないのでした。

ブロックとブロックの間に入れるセメント(目地)が粘ってよくくっ付くかどうかはとても重要で、これが甘いと強いものを作れません。

だから、モルタルを作る時の、セメント、砂、水の量のバランスはとても大切です。

用途やその時の気温などによっても、このバランスを調節したりするのです。

耐火セメントを普通のセメントと同じようなつもりで使ってしまったのが良くなかったですね。

始めから、こういうものと知っていれば、それにあった作り方を考えたのですが・・・。

今回は、かなり目地の強さを当てにした強引な積み方をしてしまいました。

こんな感じです。



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次回まで、倒れずにいられるのでしょうか??



高田 朋

2014年12月16日 (火)

やを作りました

木を伐り倒す時に使う、くさびがあります。

やと言います。

丈夫な樫の木が手に入ったので、自分で作ってみました。

チェンソーで大まかな形を作ってから、細かい所は、なたやのこで整形しました。



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現在、間伐の仕事をしているので、自作のやを使ってみます。


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まず、倒したい方向に切り込み(受け口)を入れます。




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続いて、受け口の反対側を切りました(追い口)。

そして、やを追い口に差し込んだところです。

この後、やを叩いて追い口を開いていくと、木が倒れます(上手くいけばの話)。


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こちらは、うまくいった例です。

場合によってはこのように、2つ以上のやを交互に打つこともあります。





お店で買うと、一つ1000円くらいする、やですが、今回、僕はこれだけ作りました。




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18000円の儲けです。


2014年12月 9日 (火)

スタッドレスタイヤ

先日の土曜日、檜原では初雪が降りました。

人間も冬支度ですが、車もです。

僕の軽トラも大慌てで、スタッドレスタイヤに履き替えです。

スタッドレスタイヤとは、雪や凍った路面で滑りにくい、冬用タイヤです。

檜原の冬では、必須アイテムです。

毎年、やろうやろうと思いながらも、忙しくて車屋さんに頼んでいましたが、今年は自分でやってみます。




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ジャッキアップしている様子。

重い車が人力で持ち上がってしまうのは、毎度のことですが、すごいと思います。

ちなみにこちらのジャッキは、宝探しの廃品回収業者で頂いたもの。

これを拾ったのもあって、今回、自分でタイヤ交換やってみようと思ったのでした。



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このように、家にあった適当な六角回しに、ドライバーを挿して、テコにして回そうとしたのですが・・・。



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駄目でした。

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仕方なく、リサイクルショップで買ってきました、ボックスレンチ。

奮発しました、600円。


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鉄パイプを挿して腕を長くしたら、やっと回りました。

結構、固いですね。


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これで、スタッドレスに履き替え完了です。


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外したタイヤは、どこのタイヤか分かるようにしておきます。

これは、「左後」。

来年の春まで、冬眠です。


高田 朋




2014年12月 2日 (火)

のこぎりの目立てしました

のこぎりの目立てを行いました。

現在は、替え刃が主流になったのこぎり、目立てする機会は少なくなりました。

幸いにして僕は、以前、目立てを教わったことがあります。

復習も兼ねて、やってみることにしました。



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のこぎりの目立てをすると、なぜ替え刃が主流になったのか、分かる気がします。

けっこう、大変なんです。

まず、のこぎりを、きちんと固定しないといけません。

これがすごく大事です。

今回は、近場にあった丸太を利用して固定してみました。

が、イマイチ。

今度、もっとうまく固定するための台を工夫してみようと思います。




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そして、刃を、一枚一枚、研いでいきます。

一枚の刃につき、前、後、頂点、三か所です。

少しでも角度がずれると、やすりが動きません。

小さいので、目が疲れます。



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写真では分かりづらいですが、目立てをすると、刃がピカピカ光るので、嬉しくなります。

指でそっと触った時に、ひっかかってきます。



昔は、一生懸命、目立てしては、のこぎりの切れ味を自慢しあったのだとか。




高田 朋