大塚日記(2013/5-2014/4)

2014年4月24日 (木)

植栽の春がきた!

おはようございます!大塚です。

早いもので、「チェンソーズ on the hill」ブログを始めて、もう一年が経ってしまいました・・・!!!

そしてまた春がくる。そう、植栽の春です(◎´∀`)ノ

先日の現場は、2年前に5日間のアルバイトをさせてもらった場所であり、
1年前に下刈りをした場所でもあります。

社有林を持たないチェンソーズですが、同じ現場でお仕事をいただけるのはとてもやりがいを感じられます。

***
2年前のアルバイトのときは、毎日おなかがペコペコになってすごく眠くて、
ノルマの一日200本もなかなか達成できなくて…

1年前の植栽は、入社したばかりでやたらと晴れが続いて、50本の苗木が重たくてしょーがなかった。苗木が乾くから早く植えなきゃいけないのに、先輩のスピードに全然追いつけなくて(ノ_-。)


今年の植栽で、ふと気付いた。50本の苗木袋が、そんなに重たくない!!!ヽ(´▽`)/ヤター!!!

知らず知らずのうちに、体力がついてきたのでしょうか。
※去年より苗木が小さいかもしれないという話は、置いておく( ̄▽ ̄)




苗木周りには、みんな大好きタケニグサ*が、徐々に伸びてきています!
はやく下刈りしたいーー!!(って、今だから言ってますw)

*タケニグサはサクっと刈れるので、みんな好きなのです。少なくとも私は大好き!




私たちが一本一本丁寧に植えている脇では、道端には実生(みしょう)のスギが。
じつは実生のほうが好きだったりして。
自力でがんばって生えてきててエライなあといつも思う(・∀・)





***
先日お受けした取材で聞かれて印象的だったこと。
「この一年で、心境が変わったりしましたか?」

考えてみたら、変わったかもしれない。

入社する前は、「林業の現場をふまえた上での新たな可能性発掘&ビジネス化」をやりたいと考えていました。

入社したての頃は、これまでの経験を活かしてなにか役に立ちたい!とか、たぶん焦りもあったのかもしれません。

だけど、現場が毎日つづくと、とにかく一日仕事をきちんとできるだけのコンディションを整えるだけで精一杯。

夏の下刈を終えた頃には、これまでの経験なんてほんとちっぽけで、そんなことに執着するより毎日目の前の仕事を精一杯真摯にやっていくことが何よりも大事、という結論に達していたような気がします。


だからといってこれまでの経験が無駄とは全然思ってないし、きっと後々どっかで何かの拍子で役に立つこともあるんじゃないかなと、またポジティブに考えています。

これまでの経験でいえば、一番の財産は人間関係!
この一年は、ちゃんと食べてちゃんと寝ることが最優先になり、(結果、必然的に健康な毎日になったのですが、)その分「人と会う」とか「アイディアを生み出す」とかはおざなりになっていたかもしれません。

二年目からはもう少し余裕を持って、いろんな幅を広げていきたいなと思っています。

これにて「大塚日記」は卒業となりますが、FacebookやTwitter等で今後もちょこちょこ発信していきたいと思っています。
これまでお読みくださった方、応援してくださった方、本当にどうもありがとうございました!
これからも、東京チェンソーズをどうぞよろしくお願いいたします。

沢山の感謝を込めて。


担当:おおつか

2014年4月17日 (木)

アイデンティティと鳥瞰と

おはようございます!おおつかです。



青梅柚木町(ゆぎまち)の植栽現場から。町を一望できます。

さて、先週のブログ
「東京の林業会社だからできることウンヌンカンヌン…」
と言いましたが、社名からもわかるとおり、わたしたち東京チェンソーズは、
所在地が「東京」であることが、大きなアイデンティティだと考えています。(と、大塚は理解しています…)

私自身、チェンソーズのことを知るまでは、檜原村の存在も知らなかったのですが(^-^;
今では、空が青いのと同じくらい、檜原村が東京であることを当たり前に思っていました。

ところが、皆さんはご存じだったでしょうか?
歴史が一歩ちがっていたら「神奈川チェンソーズ」や「多摩チェンソーズ」、はたまた「武蔵チェンソーズ」だったかもしれない・・・!!ということを!

***
明治初年の「府藩県三治制」の際は韮山県とされた檜原村ですが、明治4年の廃藩置県により、入間県に属することになりました。


しかし外国人遊歩地(外国人が自由に外出できる地区)を管轄する関係で、東京府・入間県に属するはずだった多摩郡は、東の一部を除き、神奈川県に引き渡されることに。

明治11年に制定された「群区町村編制法」により、群域の広い多摩郡は、
以下のように分轄されました。
・東京府に属する部分→東多摩郡(→のちに南豊島郡と合併して「豊多摩郡」へ)
・神奈川県に属する部分→北多摩郡、南多摩郡、西多摩郡

明治22年に町村制が施行され、三多摩郡は6町85村になりました。この「明治の大合併」のときに檜原村も法人格をもつ、いわゆる「村」としてのスタートを切りました。つまりこのときは「神奈川県西多摩郡檜原村」だったわけです。


ところが明治26年、神奈川県とされた北多摩、南多摩、西多摩郡が、ともに東京府へ移管され、ここから「東京都西多摩郡檜原村」の歴史が始まりました。

なぜ移管されたかというと、東京市の水道改良のためには、この三多摩の水源涵養保護と森林濫伐の取り締まりが必要、といったことが挙げられたそうです。裏にはいろいろな理由があったとも言われていますが…
このときは西多摩郡、南多摩郡を中心に大きな反対があったそうです。

下記は三多摩市町村の移り変わりの様子です。見づらくてすみません(;д;)








明治26年当時の地方自治体は7町84村!
それから120年間が経ち、現在は26市3町1村。
ほんと、変わったニャ~!って言いたくもなるよね。
そして安定の檜原村(◎´∀`)ノ

恥ずかしながら、ワタクシ東京に26も市があるなんて知らなかったです…
I市やK市の皆さんごめんなさいm(_ _)m

今回は一部Wiki情報と、主にはこちらの冊子を参照しました。日頃青梅などの現場も行くので、いろいろな地名があって非常に興味深かった!




中でも面白かったのが、都政編入問題のさなかで出てきた、八王子市を県庁に置いた「武蔵県」構想や、立川を県庁とした「多摩県」構想といった話です。

つまり、檜原は
・韮山県(一瞬)→入間県(一瞬)→神奈川県(25年くらい)→東京府→東京都(1943~)
と変遷してきているのですが、これが「→武蔵県」や「→多摩県」だったかもしれないということ!

世の中、当たり前に思っていることも、歴史をさかのぼってみると過去の積み重ねの賜物なのだなーとしみじみ思います。

***
冒頭の初春の街を見ながら、一緒に植え付けをしているシルバーさんがぽつり。
「この辺だって、50年前にゃなーんにもなかっただよ。家が2軒か3軒あるぐらいのもんだったよ」
そおおおかーーーー。さすが70年以上生きておられる方の言葉は、重みがある。

林業をやっていると、30年、50年といったスパンが当たり前になってくる。
いま植えている木が大きくなるころには、また街の景色がガラリと変わっていたって、ちっとも不思議じゃない。
諸行無常というのかもしれませんが、悲観的な意味でもなく、
こんな風にゆったり考えると、いまの悩みや失敗も、ちっぽけに思えてくる、、気がします。

現場に出ると気分がスッキリするのは、単純に体力仕事で汗をかくからもあるだろうけど、何十年先を考えるからもあるのかもしれないな。
とそんなふうなことを思えるのは、林業という仕事の特権でしょうか(・∀・)


担当:おおつか

2014年4月10日 (木)

つるかご作り後編とジビエとSHIBUYA PARK CAFEの話

おはようございます!大塚です。

ずいぶん欲張りなタイトルでございますが、公式新人ブログも、残すところ3回!となったので、詰め込んでみました(笑)

***
まず、前回の続き、つるかご完成です。





見本は円柱のハズだったんですが…なかなか味のある形に仕上がりました…(^_^;)
初心者はどうしても上がすぼまりがちなのだそうです。。。
なるべく色の違うツルを重ねて、デザインぽくしたのがコダワリ( ´ ω ` )ノ

余ったツルをいただいてきたので、ヒマを見つけてフタも作りたいなー!

ところで、間伐現場は特にツルなんてたくさんあるし、林業やっていれば片手間でツル収集もできるだろうと思っていたのですが、そんなワケではないみたいです。
木に巻きついてるツルは太いし癖がついてしまって、加工には向かないので、地面を這っている部分が適材なんだそう。
しかし、檜原では数年前から間伐が盛んになってきたせいか、ツルが生えなくなってきたそうです。

…って、林業の弊害がまさかこんなところに!!(T ^ T)
確かにツルは木の成長を阻害するので、見つけたそばからなるべく切るようにしてます(・・;)
なんかすいません!でも切るけど!!(笑)

というわけで、副職「つるかご職人」の道はなかなか険しいという結論に達しました。<完>

***
その2:ジビエとSHIBUYA PARK CAFE

皆さんSHIBUYA PARK CAFEってご存知ですか?
用事があって、珍しく平日休みをいただき、久しぶりに渋谷の町を歩いていて偶然出会いました。





障害者就労支援プロジェクトをいろいろ手がけている団体だそう。私が出会ったのは、宮下公園の近くに停車中の、緑と茶色のトヨタデリバリーからなる移動カフェ!

どうせ腹を満たすなら、どうせお金を払うなら、
よくわかんない添加物だらけの○ックとかより、こういうほうが気分が良い。
(もちろんたまにはムショーに食べたくなるときもありますが 笑)

しかもここで提供されていたのが、林業マンなら要チェック!?の国産ジビエ!(※そうじゃないのもあります)
日本ジビエ振興協議会さまと手を組んでいるようです。

なんてアツいんだ!障害者支援×獣害対策→ソーシャルビジネス!!
鹿肉ソーセージカレー、本当にとても美味しかったです(≧∇≦)

「渋谷」という土地だからこそ成り立つものでもあるんだろう。
もちろん競合する飲食店は山ほどあるけど、関心を持つ「お客さま」も山ほどいるから。

そう、チェンソーズも同じで、「東京」という、感度が高くて日本一の消費地が近いからこそ、できることがきっとあるはず。

うひひ!オマケに、好きな言葉です↓



なんだか強気で勝ち気な人間に見えるかもしれませんが、ポジティブ思考が得意なことは確かです。

それもこれも、応援してくれたり、共感してくださる皆様や周りのおかげ。

感謝の気持ちを第一に。

これからもどうぞよろしくお願いいたします!

担当:オオツカ

2014年4月 3日 (木)

つるかご作り@都民の森(前編)

おはようございます!おおつかです。
4月が始まってなんだかものすごーく毎日バタバタしてます!
そしてふと気づけばガソリンが160円なんですね!!どひゃー(*_*)
増税前になんも買いだめをしなかったのですが、なんかしとけばよかったかなぁ…

そんなドタバタを言い訳に、今回のブログは前編後編にわけてお届けしたいと思いますm(_ _)m

***

皆さま、檜原村の奥地にある「都民の森」という施設をご存知でしょうか?

「今日も森にいます」をお読みくださっている方はご存知のとおり、青木亮輔ご用達の、自然いっぱい、イベントいっぱい、そして格安であそべるとてもたのしい所なのですo(*^▽^*)o

ちなみにチェンソーズでは年に数回、「ツリークライミング教室」の講師としても関わっています。

そんな都民の森のイベントのひとつ、「つるカゴ作り教室」に、先日3/29(土)私+青柳さん、飯塚さんというチェンソーズTURNSチーム(別名:ニューエイジ林業チーム)で参加してきました!

ちなみにこちら参加費は、保険代の100円ポッキリ!!!
このご時世に、素晴らしいコスパです(≧∇≦)

当初は2/8開催予定だったのですが、例の大雪で延びに延び、2回延び、あきらめかけたところでなんとか今年度中に開催決定!

都民の森は標高1,000m以上なので、雪の積もり方&残り方がハンパないのでした…。





なだれた雪が、まだまだ残っています。



施設の中には大雪のときの様子が展示されていました。



うぎゃー
職員の皆さま、連日残業だそうです。本当にお疲れさまです!!!

***

さて、教室の講師は地元のベテランおじさん2名、今回の参加者は7名で、作りたいカゴの種類によって3チームに分かれて制作しました。




最初が肝心。



真剣な男性陣!むずかしい壺型に挑戦されています。



私のつくりかけ。虫みたい。

そもそも今回の挑戦は、一緒に働いているシルバーの方がしょっている「背負い(しょい)カゴ」がうらやましくて、村のお土産屋さんで買おうと思ったのですが、なんとひとつしか残っていないソレも売約済み…
そして聞けばそれを作っているのはいつもお世話になっているNさんとのこと!!
そうか!自分で作ればいいんだ!と思って、参加に至ったわけです。

もちろん素人が半日で背負いカゴなんぞ作れるわけはないのですが、まずは基礎から(゚▽゚*)
なんといっても私たち林業マンは、仕事しながら材料を調達できるという大きな役得がある!


と思ったのですが、、、(後編につづく)

2014年3月27日 (木)

HYOU-SHIKIいろいろ!

おはようございます!大塚です。

今週は都内も桜の開花宣言でましたね(◎´∀`)ノ

都心よりやや涼しめのこちらあきる野では、いたるところで梅の花が咲き誇っています!
春だー!!
昨年5月引っ越し&入社の私にとっては、まもなく初めましての4月です。




とても個人的な話ですが、先日、とある先輩と半日デートをしてきました。
どれだけ自分で言い聞かせていても、同じような経験を持つその方が「わかる、そうだった。ほんとそうだよね。」って言ってくれるだけで、心がじゃばじゃば洗われてゆくようでした。

私は彼女を「センスの塊(かたまり)」と心の中で呼んでいるのですが、そんな人に出会えたご縁に感謝し、お互いがんばっていこうねって、つくづく思っています。

***

ところで、先週は保安林標識設置Weekでした!

保安林というのは、簡単にいうと「公益目的を達成するために、伐採や開発に制限を加える森林のこと」(by.Wiki)です。
全部で17種類の公益目的に分けられているのですが、今回は水源涵養保安林、保健保安林、土砂流出防備保安林の3種類でした。

ちなみにH23統計によると、保安林全体の約7割が水源涵養、約2割が土砂流出、0.5割が保健なので、上位3位を順当にこなしたということになります。


ちっちゃい標識。ややレアな保健保安林!


でっかい標識。組み立てるのには慣れが必要でした…

↑ちなみに皆伐地を背にこの標識という、ややアイロニーな状態ですがw、ここは今じごしらえ中で、今春植え付けをするそうです。

この解説付き標識、けっこうわかりやすいのです!山で見かけた際は、ぜひフムフムと読んでみてください(゚▽゚*)

17種類もある森の公益機能、→
詳しくはこちら←なのですが、私が気になったのは8号の「魚つき保安林」・・・「うおつき」と読むそうです。

日本独自の保安林だそうで、古くは海面に森林の影が映ることなどにより魚が集まる効果(魚つき)に着目し、海岸斜面に存在する森林を魚つき林と言っていたそうです!
ただ、近年では、海岸部に存在する森林ばかりでなく、生態系としての森と海のつながりという観点から森林の機能が再認識され、河川上流部の森林も含めて広い意味で魚つき林と言われている。そうです。すいませんコピペ情報ですw

江戸時代からある概念だそうで、森のもたらす間接的な恵みというのは、本当に広範囲なんだなあと思います。

***

一週間近く標識設置をやっていますと、これまで気にもとめなかった道路のあらゆる標識が、やたらと目に入ってくるようになります。
あれやこれや、全部ニンゲンが建ててるんだよなあという、当たり前のことなんですが…
新しい仕事をするたびに、新しい発見があっておもしろいですね(´ω`)/


●今週のおまけ●


よくあるリスのやつ。かわいい!


ペプシのような色合い。こういう昭和チック、好きです。

いつか、山火事注意の標識NAVERまとめを作りたいと妄想しています。


担当:おおつか




2014年3月21日 (金)

トラクター動力式集材機@山梨

おはようございます!おおつかです。

毎週木曜朝に更新している大塚日記、たいてい前日の夜に書いているのですが、
今週はやっとひねり出してアップしたデータがぶっとんでしまい…沈。
大変恥ずかしながら、一日遅れてのUPとさせていただきました。
なのでとっておきの秘蔵ネタです!(笑)

***

ずいぶん日が経ってしまいましたが、先月2月6日、有限会社 藤原造林さま主催の「先進的林業機械を活用した作業システム現地検討会の開催」がありまして、チェンソーズからも吉田、森谷、大塚の3名で参加させていただきました!

このながーいタイトル、なにかというと、林野庁の補助事業で、日本の作業環境にあった林業機械を新たに開発しましょうというものに、藤原造林さんがモデル事業体として参加された、ということです。

この事業名がまたすごい、、「平成24年度 先進的林業機械緊急実証・普及事業
漢字15コ羅列!中国語みたい!the お役所だわ…



朝の丸太の雫。ヤニ?

今回、藤原造林さんが林業機械メーカーと協力して開発したのが、
「トラクター動力式集材機」です!トラクターの油圧ポンプを動力源とする集材機なのですが、油圧さえあればトラクターでなくともなんでも良いとのこと。
この新集材機とグラップル付トレーラーを組み合わせた作業システムをご紹介くださいました!




みんな興味しんしんの動力源!フィンランド製のバルトラトラクター!かっちょええ…
このポンプが釜原鉄工所製のSK型ウインチ(集材機)につながっています。




右側のオレンジの部分がトラクター、左側の赤い部分がトレーラー(荷台)、
間の黒いアームがグラップル。。てんこ盛り!
小さい男の子にとっては憧れなんじゃないでしょうか!小さくなくても…?(笑)




空から迫りくる丸太。
集材の現場が少ない私にとっては、架線集材っていうだけでもの珍しいw




連れてこられた丸太は「プロセッサ」という機械で枝払い、玉伐りまでされたのち、グラップルでつままれてトレーラーに乗っかってゆきます。
このトレーラーはFARMI(ファルミ)という別メーカーのもの。

なにがすごいって、1/24に納入した機械を、2/6のデモまでに訓練して使いこなしてしまっている藤原造林オペレーターの皆さんΣ(゚д゚;)…かっこよかったです!!


お昼を挟んで場所を移動し、屋内検討会。…尚樹さん、助手席でガン寝してすみませんでした!!!


…漢字まちがえてるー!!



藤原正志さん(取締役専務)。素晴らしい経営者!
昨年度は別の事業で大変お世話になりましたm(_ _)m




私の奈良の先生達も兄弟揃ってご出席。
久しぶりにお会いできて、本当に嬉しかった。

チェンソーズでは今すぐ架線集材をできるわけではないし、この新システムを導入云々するわけではないけれど、なんというか、3人それぞれ確実に刺激を受けたと思います。

林業をより安全に、作業をより効率的にするにはどうしたらよいか。
現場から声を発信し、カタチにしている藤原さんは、本当に尊敬します。

頭でっかちになってはいけないけど、たまにはこういった場に赴いて勉強することも必要だなと思いました。


***
ちなみに藤原造林さん以外でも、今回の事業に参加したモデル事業体は全国で20件あるそうです。(全部で21件)
詳細については、事業主体である(株)自然産業研究所さまにお問い合わせください(◎´∀`)ノ(と丸投げする)

担当:オオツカ

2014年3月13日 (木)

伐採月間!

おはようございます!東京のスイスにおります、おおつかです。



ようやくスイスの雪も溶け始め、滞っていた伐採作業を、一気呵成に進めています!

場所はあきる野市と檜原村のちょうど境界、「中山」という地区です。




弊社Facebookでも何度かご紹介していますが、今回の伐採は檜原村の事業のひとつで、
道際の大きくなったスギヒノキを伐採し、その後広葉樹を植えて、景観をよくしよう
という事業の、第一段階になります。

北側斜面なので、一日中日陰でさむい…(;ω;)
しかし、北側斜面で毎日すこーしずつ成長してきたスギヒノキ、おそらく90年生?は、とても目がつまっていい材になっていたのです!

なので元々の計画では、「数馬の湯」などで使われる薪になる予定でしたが、
たまたま道路を通りがかった村の材木屋さんが「いい材なので買い取りたい」と言ってくださり、集材・搬出にもご協力くださることになったのです(≧∇≦)

切り捨てよりは薪でも使ってもらったほうがいいけど、やっぱり材になるのが一番うれしい。やりがいもさらに増します!

***

では、日々なにをしているか、まずは伐採に関して、順を追ってご紹介します!
ここは急傾斜かつガラ(石)が多く、かつすぐ下に道路があるという状況なので、
安全に山側に倒すため、チルホール(*)という器具を使って、2人一組で作業をしています。

【チルホール担当の仕事】
①安全帯、ワイヤーフック、台づけ(ワイヤー)を身につける
②はしごを伐る木の根元に刺す
③はしごに登って安全帯ロープを木にかける
④はしごのてっぺんを固定するために鎖をくくりつける

はしごからの景色withイケメンカメラマン(撮影中)とイケメン社長(電話中)

⑤はしごのてっぺんの段に立ち、幹に台づけを回して、ワイヤーフックをつける


こういう状態になります

⑥安全帯を緩め、はしごの鎖を外しつつ降り、はしごを次の伐る木の根元に移動する

⑦伐る木より山側にある木もしくは切り株に滑車をつけ、その左右どちらかにチルホールをセット


黄色が滑車、ピンクがワイヤーで木田さんのいるところにチルホールがあります

⑧ワイヤーがピンと張るまで、チルホールに通したワイヤーを引っ張る
 (ある程度は手で引き、あとはレバーを動かすと少しずつ引くことができます)
⑨チェンソーマンが受け口、追い口を入れて、合図をしたら、レバーを動かしてさらにワイヤーを引く

(*)チルホールとは、チルコーポレーション(現:カツヤマキカイ)の手動ウインチの商品名だそうです。
チェンソーズで使っているのはT-7タイプ、「自重7kgと軽量で持ち運びが簡単です」とありますが、、、足場悪い&ボサだらけで7kgを持って行ったり来たりは、ゆうほど簡単ではありません(ノ_-。)私だけ…??
T7_ph
←こちらがチルホール


【チェンソーマンの仕事】
(1)倒したい方向に受け口を入れる
(2)追いを水平に入れる
(3)木から離れてチルホール担当に合図する
(4)木が倒れたら枝払い


相棒。先輩のおさがりペッカー。重たいけどパワフル。

…つい安全にと思ってツルを残しすぎ、縦にひびが入ってしまったのが何本か。
せっかく材として出せるのに、、、やってしまった感で悔しい。。


これくらいのを伐らせてもらっています。半径20cmくらい?



伐ったあとは、空の明るさにハッとします。
だいぶスッキリした!あと2、3日でここも伐採は終了。あとは造材しながらの集材、搬出です!

道路から見える川は、うそみたいにキレイな色。おとといは釣り人もいました!



そして空には白い月。お天道様の下で働くのは、やっぱり気分のよいものです。



毎日、少しずつでも上達できるように。一本一本、大切に。

担当:おおつか

2014年3月 6日 (木)

Books

おはようございます!大塚です。

今日は私の愛読書を紹介します!どーん!



…ちょっと盛ってます。でも「道具と技」はすごく勉強になります!
Vol.9には私の尊敬するK師匠も載ってます( ´艸`)

私は基本的に本に関してはわりと雑食なのでなんでも読みますが、好きなのは西加奈子さんとか、久保寺健彦さんとか、瀬尾まいこさんとか、そういう感じです。

で、思い返してみたら、今の自分のベースになっているんじゃないかと思われる絵
本がありましたので、ご紹介します。

①「木を植えた男
ジャン ジオノ著、フレデリック バック イラスト

荒野に木を植えて、緑の森を蘇らせた男のお話。ノンフィクションぽいですが、これはフィクションだそう。でもどっちだっていい。

この絵本で感じた一番は、木の「治山治水」パワー(当時はそんな言葉知らなかったですが…)
健全な森、木、緑があって初めて、人間の暮らしは始まるんだなということ。
それが自分の原点のような気もします。

考えてみれば、林業(≒木材利用)と治山治水は、ある意味対立しています。
木材利用に傾けば、戦後一時期の日本のように、はげ山になり、土壌が流れて、治山効果は減ります。

今私が個人的に思う理想の林業は、治山治水効果を保ちつつ、カネになる部分は活用するような林業。別の言い方をすれば、「持続可能な林業」。
森林の土台である山(≒水源=人間の生活基盤)も守りつつ、儲けのある林業。
儲からなかったら続かないですからね!

もう一つ印象に残ってるのは、この主人公は独学でその土地にあった樹種を研究し、森林官もうならせるほどの育苗技術を身に着けたというエピソード。
これこそ「現場主義」?こんな生き方、超カッコいい!!


②「おおきな木
シェル・シルヴァスタイン著

最近、村上春樹訳バージョンが出たらしいですが、たぶん私が読んだのはほんだきんいちろう翻訳のほうです。
この場合の「木」っていうのは、もしかしたら比喩なのかもしれませんが、でも、木ってとにかく善いものなんだなあと幼心は単純に理解をしたような気がします。
もう、とにかくいい本!


同じ著者の、「ぼくを探しに」と、「続・ぼくを探しに ビッグ・オーとの出会い」もすごく深くて素敵な絵本です。ぜひ見てみてください(≧ω≦)


●おまけ●

とある休日、あきる野市中央図書館へ!
図書館はタダだし座れるしあったかいし涼しいし、非常に良いですよね!
私は都内で5回引っ越ししてますが、各在住&在学市区の図書館カードをまだ持ってます(゚∀゚)



中央図書館二階の雑誌コーナー。右下に注目!!



林業関係者はお馴染み「現代林業」、と「現代農業」が鎮座しております。
さすがあきる野市!
「現代農業」はふだん接する機会がないのですが、意外と勉強になるらしいです(木田さん談)
この日は時間がなかったですが、今度じっくり読んでみようと思います(◎´∀`)ノ

担当:おおつか

2014年2月27日 (木)

冬の装い~VS雪編

おはようございます!おおつかです。

2/25(火)に放映された「明日はどっちだ」を観てくださった方からいろいろと反響をいただきまして、本当にありがとうございます。

自分からしたら、ただ好きな会社で好きなことしてるだけであって、どんな仕事だって大変だし、仕事じゃなくても育児して家守ってる主婦だって大変だろうし、とつくづく思うのですが…
でも応援してくれる声は心からうれしいし、励まされます。ありがとうございます!

ちなみに早寝早起きの大塚はまだ観てません。こわくて観れないという説もあります。。

さて、恐らく番組後編でも出てくると思うのですが、またもや雪の話題!!
今回は、日々の雪かき業務のおかげでブラッシュアップした、防雪グッズをご紹介したいと思います。


CARAVAN グランドキング



福岡のキコリNさん一押し!私は完全に色で選びました( ̄▽ ̄)
やはり長靴だとソールが薄くて冷えてしまうのですが、これはゴアテックスだし
頑丈!さすがにスパイクはないので凍った地面だと滑りますが(^-^;

②ALPAMAYO by ICI SPORTS ゲイター




ふだん登山なんぞしないので、今回の雪で初めて入手しました。ゲイターとは、靴カバー(脚絆?)みたいなもので、靴の中に雪、雨が入るのを防ぎます。
キコリにとっては木くず除けにもなりますね!
いろんなゲイターがあったのですが、1000円ケチってこちらは非ゴアテックスです。

③for手首~手



左から、SBラバーリストガード、ミエローブHybrid、気休めの革手袋(青木私物)、NEO WORK GEAR(飯塚私物)
たぶんALL by ワークマンです。
ミエローブHybridのキャッチは、「とろけるほどのしなやかさ」。
セミ耐油なので当然防水性は高く、とても柔らかいのでフィット感良し!これはオススメです(・∀・)!

④完全防水手袋



これ、なんと若者の街原宿の、ムラスポにてご購入!サーフィン用なのです( ´艸`)
だから超!完全防水!!非常に良い。
思ったんですが、趣味にオカネかける人は多いから、こういう商品開発が進むのかなと…
じっさいこのグローブしてサーフィンするサーファーが邪道かどうかはさておいて、大変助かっております。

⑤漢気!おとこぎ!?男着!靴下




…いわばジャケ買い(笑) なんか模様とか普通にカワイイ。
しかし締め付け感がすごく、さすが働く男の筋肉用だなとやけに感心。


***

上記に加え、水色のレインジャケット&パンツというドラえもんのようないでたちで、毎日仕事に励んでおります。足元がやたら派手(水色→黄色→オレンジ)です。

それから、最近三十路の始まりの誕生日だったのですが、親が欲しいものあるかと言ってくれたので、30になっておねだりしたのがこちら↓




スパイク付き長靴!しかも会社のみんなとお揃いじゃないやつ!!
近所のワークマンはこれに限らず長靴がほぼ売り切れだったので、試しに茨城のワークマンに頼ってみましたw
これの黒がそのうちくるそうです。おかーさんありがとう(◎´∀`)ノ

備えあれば憂いなし!というか、備えないとテンション下がってやってられない!!
まもなくやってくるであろう春まで、しっかり備えてがんばります。

担当:おおつか

2014年2月20日 (木)

2014 2月の大雪にて

おはようございます。大塚です。

現在、ブログを書いているのは2/19 18時。

数日前から一気にメディア報道が始まったおかげか?
心配して連絡をくれる友人、知人の
気遣いが心に染みるこの頃です。

最初のころ、2/4、2/8くらいまでは、のんきなもんでした。
事務所で雪だるま作ったり雪うさぎ作ったり、初の雪かきにテンションあがったり

家の駐車場でこんなことしてたり↓↓↓






※うつぶせじゃないです。仰向けです。

一気に深刻化したのは2/14。現場をなるべく進めとこうといって、ギリギリまで作業していたのですが、時坂事務所へあがる坂道の積もりっぷり。。
慌てて社用車を事務所の坂に停めようとしても、すでに上がらず。

帰りの車中からの景色はこんな感じでした。完全雪国!!




大変な状況はいろんなメディアで写真も上がってるでしょうからあえて上げませんが、以下個人的に思ったこと。

流通が止まって品薄になったり、SNSでの情報収集が非常に有効だったり、
3.11ととても似ていた。
なにもできないやるせなさに悲しくなったり、遊びに行った大好きな前職後輩の山梨のご実家を心配したり。
檜原村がこんなことになっていても、一方であまりに平和な日常の友人のニュースフィードがあったり。それはもう誰が悪いじゃないのだけど。

***

それでとても思ったのは、私の場合、3.11が起こる年の1月に、ちょうど石巻の友達の家に遊びに行っていたという経緯がありました。松島で観光して、お店の常連さんが牡蠣をおごってくれて、水族館でペンギン見て…
そのことがあったとなかったのでは、3.11に対する思い入れがまったく違っていたような気がする。

今回も、自分の職場である檜原村はもちろんですが、去年何回も出張で訪れた山梨、出張ついでに泊めてもてなしてくれた後輩ちゃん、そういった思い出があるから、余計に感情移入してしまう。

だから、つまり、行けるうちにいろーんな場所に行って、思い出作っておいたほうがいい!という結論に達しました( ̄ー ̄)
そういえばばあちゃんにも再三言われていることだった…

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また別の話でもうひとつ。今週火曜、都内の小学校への出張授業ということで青木さんと久しぶりに会えました。
メディアで言ってるほど深刻じゃない。檜原村の人(特にお年寄り)はタフだし、みんな天気良くたって一週間くらい家から出ないことだってある。
みんな野菜だなんだってたくさん備蓄してるから、そんなに大変じゃないよ。
(もちろん透析や持病持ちで薬が切れそうな人は問題だけど)

という話を直接聞けて、少しほっとしました。でも、そこまで大変じゃないらしいよ、なんて、村に住んでもいない私は軽々しく言えない。
毎日、孤立した集落や出張雪かきに勤しむ知り合いのFacebook投稿をみて想いを馳せるしかできない。
なんというか、心配もしてるんだけど、仲間はずれ感で悲しい。。なんて子供(;;;´Д`)
せめて自分にできること。


このブログを読んでくださっているみなさん、雪が落ち着いたら、ぜひ檜原村に来てください。

少し暖かくなった檜原村で、たくさん食べて、たくさん飲んで、たくさん遊んで(というほどスポットもないけどw)、たくさん村にお金を落としてください。

東京の秘境なので、車かバスじゃないと行けないけど、のんびりしていてとてもいいところです。



緊急で立ち上げたFacebookページには、村民の声がリアルタイムで更新されています。災害のとき、バッタバタの役所に代わって発信するこういう場があるのは、とても便利だと感じました。ぜひご参考に。
https://www.facebook.com/hinohara.ei

ちなみに、私の住む五日市はこんな感じで、道路の雪はほぼ溶けています。ちょっと道狭くなったけど、みんな思いやり運転ですね。




屋根にはまだまだ雪が残っているので、落雪には要注意です。

●おまけ●
話題のTwitterより引用


【修造速報】
松岡修造ソチへ飛ぶ

ソチの気温を10度高める

日本では47年ぶりの大雪

現在の松岡修造は46歳

松岡修造がソチを離れて即、気温が10度下がる

松岡修造帰国、雪の予報が消える


あー!松岡修造が奥多摩とか檜原とか秩父とかに来てくれないかな!!(≧△≦)

担当:妄想おおつか

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